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グラップ潰しについて

グラップ潰しグラ潰し)とは、相手の投げ抜け(グラップ)を潰すテクニックのこと。
まずは投げ抜けのページをご覧ください。
投げ抜けは、相手が投げコマンドを入力後にこちらが投げコマンドを入力することで発生します。
よって相手が投げてこなかった場合、立ちグラ入力時は通常投げが、しゃがグラ入力時はしゃがみ弱キックが発生することになります。
このグラップ漏れの行動を潰すのがグラ潰しです。

さて、具体例としてリュウのグラ潰しを説明しましょう。
前提として、相手に投げ抜けを入力させる状況=自分側が攻めている状況である必要があります。
まず、相手にしゃがみ弱パンチをガードさせているとします。
しゃがみ弱パンチを数回振って相手のガードを確認したら、通常投げの間合いまで歩いて近づきます。
相手は、リュウが近づいてきた=投げを狙っていると考え、しゃがグラを入力します。
しかしリュウは投げを入力していなかったので、相手のしゃがみ弱キックが漏れます。
そこでリュウが中昇龍を出します。中昇龍には無敵があるので、しゃがみ弱キックを潰しつつ、セビキャン入力から滅波動拳まで繋げ、高ダメージを奪います。
スト4シリーズでよく見る光景。これがグラ潰しです。
自分が有利な状況で投げを出さずに相手のしゃがみ弱キックを潰す、と考えれば良いでしょう。

グラ潰しは、上記のように無敵技で潰すパターンの他、通常技で潰すパターンも存在します。
上記同様、しゃがみ弱パンチを数回振った後に相手に近づきます。
そこで相手はしゃがグラを入力。ここで漏れたしゃがみ弱キックの攻撃判定が発生する前に、こちらの通常技を当てます。
要はしゃがみ弱キックにカウンターヒットを狙う、というわけです。
これなら無敵技を持たないキャラでも可能な上、隙の大きい無敵技に比べてローリスク。
ただし狙うタイミングが遅いと、相手のグラップ漏れのしゃがみ弱キックを喰らって返り討ちにされる恐れがあります。
通常技のグラ潰しを狙う場合、ガードされても有利フレームが取れ、ヒット確認してから追撃できる技を使うと便利です。
リュウでいえばしゃがみ中パンチ。
この技はヒット確認してからしゃがみ中キックやしゃがみ強キックで追撃でき、ガードされてもリュウが有利という便利な技です。
もし相手が投げ抜けを入力していなくても、有利フレームを活かして再度相手に近づき、打撃と投げの二択を迫れるというわけです。

さて、グラップ潰しと対になるのが通常投げの択です。
相手が投げ抜けを入力しているのであればグラップ潰し。
グラップ潰しを恐れてガードを固めていれば投げにいきます。
といっても、グラップ潰しのダメージが300~400なのに対し、投げはせいぜい100ちょっと。
ダメージだけ見ればバランスの取れていない択です。
ですが、投げは受け身が取れないため、落ち着いて起き攻めにいけるという利点があります。
つまり、投げは起き攻めの期待値込みで初めてグラ潰しとの択が成立するのです。
グラ潰しの練習はもちろん、投げ後の起き攻めもしっかり練習しておきましょう。

グラ潰しについて最初は難しく考えず、有利フレームを取れる技をガードさせた後、一瞬相手に近づいて通常技を出す。これができれば十分です。
この攻撃が相手にガードされてしまった場合、次はもう少しタイミングを遅らせて通常技を出すか、もしくは同じタイミングで投げに行きましょう。
グラ潰しが決まった時の爽快感は抜群。練習して実戦でもできるようになりましょう。